薬局スタッフブログ

今年も故郷から我が家にやってきました

黄色くて艶っつやのお肌にプリっとした果実の…


文旦



毎年、この時期に届く文旦の爽やかな香りに包まれながら
プリップリの甘酸っぱい果実をいただくと
もうすぐ春だなぁ～と感じる我が家です

みなさんは文旦をご存知ですか
高知県を代表する柑橘類の文旦は、独特の爽やかな芳香があり、一粒食べると
プリっとした小さな実がはじけて、果汁がジュワーッと口いっぱいに広がります
まさに高知の果物の王様です

特に文旦の栄養素ビタミンCの含有量は柑橘類でもトップクラスで、文旦を半分食べただけで一日に必要なビタミンCが十分とれます。ビタミンP、ミネラルも多く含まれ、他にもギャバ、オーラプテン、カリウムなどの成分も含まれる栄養満点のフルーツです。

土佐文旦は食べる時期により味わいが方が違ってきます

①はしり(2月上旬から)
酸味があり、若さあふれるフレッシュな味わい。
長期保存ができ、日ごとにまろやかな味わいになります。
②さかり(2月下旬頃から)
酸味と甘みのバランスが抜群。
すっきりとした甘さですぐに食べても少し寝かしてもよいです。
③なごり(3月中旬頃から)
酸味が少なく、十分甘さがのった完熟の味。豊かな香りとコク深い味わいです。

ただし、文旦にはグレープフルーツジュースと同様の成分が入っているので
お薬の種類によっては、注意が必要です
柑橘類の中で
薬に影響する可能性が高いもの
グレープフルーツ、はっさく、文旦(ザボン)、晩白柚(ばんぺいゆ)、スウィーティー、サワーオレンジ、甘夏ミカン、ダイダイなど
薬に影響する可能性が低いもの
温州みかん、バレンシアオレンジ、レモン、カボス、スイートオレンジ、ネーブルオレンジ、ポンカン、 伊予カン、デコポン、ゆず、きんかんなど

薬の種類によっても相互作用の影響の強いもの、弱いものがあります。
影響を受ける度合いは個人差も大きく、数日影響を受ける場合もあるようです。
服用中のお薬がありましたら、お気軽に薬剤師に相談してください

薬剤師 ごんどう