AZALEA NEWS 2025年10月

お米:leaf:
食生活の多様化が進んで、年々お米の消費量は減少しています。
近頃は「値段が高くなった」とお米を敬遠する声もありますが、
お米は日本が唯一国内で自給可能な穀物です。
お米の価値を見直して毎日の健康づくりに役立てましょう。



お米には炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン等様々な栄養素が含まれています。


:star1.0:炭水化物(+食物繊維) ▶ 77.6g ・・・脳や体のエネルギー

:star1.0:たんぱく質 ▶ 6.1g ・・・体の材料、エネルギー

:star1.0:水分 ▶14.9g

:star1.0:脂質 ▶ 0.9g ・・・エネルギー、細胞膜・ホルモンの材料

:star1.0:ビタミン・ミネラルなど ▶0.5g ・・・体の機能を整える



炭水化物

  お米の栄養成分の7割以上は炭水化物(糖質と食物繊維を合わせた総称)です。
  「お米は糖質が多いから太りやすい」と控えている人もいるかもしれませんが、
  糖質は体内でエネルギーに変わる重要な栄養素で、生命の維持に
  なくてはならないものです。
  人が太ったりやせたりするのは、エネルギーの摂取と消費のバランスが
  とれていないことで起こるもので、糖質だから太るということではありません。
  お米の大部分はでんぷんで、ブドウ糖に分解する過程を経て
  体内に吸収されるため、砂糖のような体内に吸収されやすい糖質と比べて
  消化吸収の速度が緩やかです。
  また、お米は粒で摂取するため、よくかんでゆっくり食べることで
  血糖値の急激な上昇を抑えることができます。


たんぱく質


  たんぱく質は体の組織をつくっているだけでなく、各種ほるもんや酵素、
  抗体となって体を維持・調整し、体を動かすエネルギーにもなります。
  白米100gに含まれるたんぱく質は6.1gあり、
  お米も重要なたんぱく源の1つです。
  肉や魚だけで必要量のたんぱく質を摂ろうとせずに、
  お米からのたんぱく質摂取を上手に利用しましょう。



    お米はどんな主菜・副菜とも相性がよく、和・洋・中ともに
    よく合うメニューがたくさんあります。
    また、お米を主食にすることで主菜・副菜が揃いやすいと
    いわれています。
    お米を中心に、色々な食材を組み合わせて食べることで、
    栄養バランスの整った健康的な食事をしましょう。