AZALEA NEWS 2019年8月

:leaf:ピーマンのお話:leaf:
ナス科とうがらし属の一種。
ピーマンの祖先は中南米原産の辛いとうがらし。
このとうがらしがヨーロッパに伝えられ、改良された結果「辛味種」と「甘味種」に分けられたと言われており、ピーマンは「甘味種」に属しています。
旬は「夏」。太陽の光をいっぱい浴びて、みずみずしく成長しています。
ピーマンは成熟前の未成熟な実を収穫しているので緑色をしています。
そのまま成熟を続け、完熟になってから収穫すると赤色になり、「赤ピーマン」と呼ばれます。


夏の疲れた体に、はいっ!ピーマン!

ピーマンは抗酸化力の強いβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEを多く含んでいます。
特にビタミンCはレモンの約1.5倍含まれており、細胞の活性化を促してくれたり、ビタミンEは細胞の酸化を防ぎ血行の流れをスムーズにし、体にたまった疲労物質を運び出してくれる働きがあると言われていおり、夏の疲れた体の回復には欠かせない栄養素です。
また、ビタミンEの吸収を促進してくれるとも言われています。

苦手な人も多いかも?!ピーマンのにおいと苦味

ピーマン特有の苦味と青くさい臭いは、渋味成分でポリフェノールの一種の「クエルシトリン」とにおい成分の「ピラジン」が反応することによって感じています。「クエルシトリン」には油に溶ける性質があるため下準備で油通しをする。「ピラジン」はワタの部分に多く含まれているので子どもさんや苦味、においの苦手な方は丁寧にワタを取り除くひと手間を加えることで緩和され食べやすくなると言いわれています。
しかし、「ピラジン」には血液中の老廃物を取り除く作用があると言われており、動脈硬化や心筋梗塞の予防の効果もあると言われているので積極的に摂りたい部分でもあります。

ピーマンの仲間たち

◎ パプリカ ◎

ピーマンを品種改良したもの。
肉厚で青臭さや苦味が少ないのも特徴の1つ。
β‐カロテンやビタミンCはピーマンよりも豊富です。
加熱することで甘味が増し、より食べやすくなると言われています。
スーパーで購入する時は、色が均一でヘタが鮮やかな緑色、大きすぎずハリのあるものを選びましょう。


◎ ししとうがらし ◎

名前の由来は先端のくぼみが獅子の口に似ていることからその名がついたと言われています。
ビタミンCやビタミンEの他にもカリウムが比較的豊富に含まれており、血圧の安定やむくみの予防にも効果が期待できると言われています。

◇◆◇ 簡単❢ 手軽に❢ ピーマンの甘辛いため ◇◆◇

【材料:2人分】
・ ピーマン ・・・・・ 2コ
・ (醤油・・・大さじ2 + 砂糖・水・・・各大さじ1) → A
・ 油・・・・・小さじ1

【作り方】
1 * ピーマンのヘタや種を取り除き、角切りに切る。
    A の調味料は混ぜ合わせておく。

2 * 熱したフライパンに油をまわし入れ、ピーマンを炒める。
3 * ピーマンがしんなりしてきたらAを入れ
    汁気がなくなるまで炒めれば出来上がり。


   ★子どもの頃、ピーマンが苦手だった私が
    唯一食べれていたピーマン料理です。
    苦味も少なく美味しいですよ♪