AZALEA NEWS 2020年12月

カ ニ :exult:
~ 冬の味覚の王様 ❝ カニ ❞ ~

栄養を蓄え、身の引き締まった美味しいカニが各地で水揚げされています。
カニの種類や食べ方、栄養成分を知って旬を味わいましょう。


知名度の高い❝三大ガニ❞とおすすめの食べ方

□■タラバガニ■□


★ 旬 ★
     秋~冬

★ 特徴 ★
     トゲのある甲羅と8本の太く長い脚。
     身は肉厚でボリューム満点。
     タラバガニはほとんどカニみそがありません。

★ 食べ方 ★

     焼きガニ、カニ鍋、蒸し蟹ガニなど。
     身の肉厚感を楽しむ食べ方がいいです。
□■ズワイガニ ■□


★ 旬 ★
     冬(日本海の味覚)

★ 特徴 ★
     身はプリプリとして甘みが強く、カニみそも濃厚。
     兵庫県の地名が付いたブランドガニは有名ですね。

★ 食べ方 ★

     どんな食べ方でも◎
     とくにカニ本来の甘みを活かし、
     鮮度の良いものは、お刺身で。
    
□■毛ガニ■□


★ 旬 ★
     秋~冬

★ 特徴 ★
     小ぶりで全身細かい毛で覆われています。
     毛ガニといえば、コクのあるまろやかな
     カニみそが絶品。

★ 食べ方 ★

     ゆでガニ、蒸しガニ。
     甲羅にカニみそと身を入れて
     温める甲羅焼きもおすすめ。
    

カニみそは、カニの内臓のこと。
プリン体が多く含まれているため摂り過ぎは高尿酸血症の原因に。

高たんぱく・低脂肪で タウリン が豊富

カニに豊富なタウリンは、血中コレステロールを減らす。
心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、高血圧の
予防などの効果があると言われています。
また、味覚を正常に保つ亜鉛やナイアシン(ビタミンB群)
など含まれています。

鮮やかな天然の赤色 アスタキサンチン

殻に多く含まれている色素成分のこと。
強い抗酸化力!
動脈硬化や老化、免疫機能の低下などを
予防する効果があると言われています。

◆ 効率よくアスタキサンチンを摂る調理ポイント♪

  ・ 殻つきのまま加熱調理して、殻から出たエキスを活用する。
  ・ 油に溶けやすい性質のためオリーブオイルなど油脂類を使う。


◆ 抗酸化パワーの食べ合わせ

  カニ (アスタキサンチン) + 冬野菜 (ビタミンC)

  ~ ビタミンCを多く含む冬野菜 ~
例) 大根・白菜・白ネギ・小松菜・ゆずなど

ビタミンCには抗酸化作用の働きがあると言われています。
熱に弱いため加熱は短時間で!

殻の主成分 キサン・キトサン

動物性の食物繊維。
関節の動きをなめらかにするグルコサミン
も含まれています。