AZALEA NEWS 2017年5月

植物のちからを味方につけよう!! ファイトケミカル
強い紫外線や害虫から身を守るために植物が自ら作り出した成分『ファイトケミカル』植物の色素・香り・辛み・苦みなどに含まれる成分で、健康の維持・改善に役立つのではないかと期待され研究が進んでいる注目の成分です。

現在発見されているのは約1500種類

推測される種類は1万種以上ともいわれ、その働きも様々です。
今回は大きく５つに分けてご紹介します。

〈ポリフェノール系〉

色素やアクなどの成分。
抗酸化作用があり、水に溶けやすく、吸収されやすい。
ぶどう、緑茶、大豆、ごま、ごぼうなど

〈イオウ化合物〉

刺激のある強い香りの成分。
抗酸化作用に加え、血流改善作用が期待できる。
強い殺菌作用があり、食中毒を防ぐ薬味としても使われる。
にんにく、玉ねぎ、ねぎ、わさびなど

〈テルペン類〉

ハーブや柑橘類など特有の香りと苦みの成分。
抗酸化作用がある。
レモン、かぼす、ハッカなど

〈糖関連物質〉

きのこや海藻などに含まれる多糖類。
免疫力を高める働きがあるといわれている。
しいたけ、昆布、もずくなど

〈カロテノイド類〉

色素成分。
抗酸化作用が強く、美肌効果やシミ予防、目の健康維持に役立つといわれている。
にんじん、ほうれん草、トマト、とうもろこしなど

☆抗酸化作用に注目☆

身体の酸化は様々な病気や老化の原因とされ、がんや認知症、生活習慣病とも深い関わりがあるといわれています。
抗酸化作用をもつファイトケミカルをとり入れ、若々しく元気に過ごしましょう（＾_＾）

皮ごとに煮込んでスープも一緒に

皮や種子の部分により多く含まれており、煮込むことで煮汁に溶け出します。
より多くの抗酸化成分を摂取するには野菜スープや具だくさんのみそ汁がおすすめです。